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こみねもすなるだいありー

全然何にも怖くない

なんでジャニーズが好きなのかわからない

なんでジャニーズが好きなのかわからない。

20歳を越えてからジャニーズにハマるなんて思ってなかったし、普通に考えて私大丈夫かなとは思うけど、興味がなくなる気配がない。お金がどんどん飛んでいく。遠征の足を予約するスキルが少しずつ上がる。遠くから見ているだけでいいと思っているけど、実はもっと近くで見てみたいなとも思う。もっと好きになりたい、応援したいと思う。自分のことがどうでもよくなる。これはなんなんだろう。こんなの知らなかった。

なんで好きなのかわからない。顔が好きかと言われたらそうなのかもしれないけど、街で見かけて「いいな」と思う人のタイプとは全然違う。性格が好きかと言われたらそうなのかもしれないけど、アイドルの性格なんてあってないようなものだからなんとも言えない。パフォーマンスが好きかと言われたらそうなのかもしれないけど、心底それに惚れているかと言われたらどうなんだろう、と首をかしげてしまうこともある。

それでも、CDもブルーレイも出たら全部買ってしまう。コンサートが楽しみだったり怖かったりする。ツアーには全部行きたいと思う。もちろん全部なんて行けないけど、行けない日も「無事公演が終わりますように」とか思ってしまう。普段はあんまり彼らの曲を聞かないようにしている。聞きこんで聞きこんでやらなければいけないことを忘れる。ぼーっとしてしまう。気づいたら夢中になっている。

なんで好きなのかわからない。ジャニーズにかけるお金を、もっと自分にかけていたらどうなったんだろうと思うことが多々ある。たらればの話はナンセンスだと思いつつも、考えてしまう。計算はしたくないけど、普通に考えて、一回遠征を我慢すればちょっといいワンピースが買えたりする。コートが買えたりする。ジャニーズのことを考えている時間を勉強に回したら、資格のひとつもとれるんじゃないかと思う。人を応援する前に、もっと自分にお金をかけて応援してやったほうがいいんじゃないかと思う。最近特にそう思う。周りにもそう思われてるんじゃないかと思う。

アイドルが自分のことを知ってくれる日がこないこともちゃんと知っている。「ジャニーズが好きなんです」と言うとそういう主旨のことを言われることがあるけど、もう反論はあまりしない。「ジャニーズをいくら応援しても、彼氏にはなってくれないんだよ」と言われたり「おんなじコンサートにそんな何回も行って何が楽しいの?」と言われたり「ただの紙にそんなお金かけちゃダメだよ」と言われたりする。全部わかってる。頭ではわかってる。でも気づくと買っている。おなかがすいて気づいたらごはんを食べていたり、ねむたくて気づいたら寝ているのと同じように、気づいたらお財布を開いている。

なんで好きなのかわからない。苦しい。自分がダメになっていくんじゃないかと思っているのに、コンサートや舞台へ行くとぼろぼろ泣いてしまう。ああ生きてるすごいと思ってしまう。アイドルを見ている自分のことはあんまり好きじゃない。自分のことは好きじゃないのに、心がすごく救われている感じがする。

なんで好きなのかわからない。興味を失いたいけど、失う気配がない。いつまで続くんだろう。怖いけど、でもやっぱり好きだ。わからないけど好きだ。好きってそういうものなんだろうか。