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こみねもすなるだいありー

全然何にも怖くない

「少年鉱石標本:ジャニーズJr.のみんなへの短歌で標本つくってみた」の標本解説してみた(前編)

こんにちは、芦屋こみねです!

以前こちらの記事で詠ませていただいたジャニーズJr.個人にあてた短歌についてたくさんコメントをいただけて、嬉しい限りです。ありがとうございます♡


少年鉱石標本:ジャニーズJr.のみんなへの短歌で標本つくってみた - こみねもすなるだいありー

 

けっこうたくさん「この子のこの短歌は、どうしてこういう風に詠んだの?」と言っていただくことが多く、「これは解説を書いたら面白いかなー」と思い、このエントリを書くにいたりました。

 

ジャニーズJr.短歌を詠んだときの私の頭の中の世界を、できるだけ書き表してみたいと思います。かなりしっちゃかめっちゃかな記事になると思いますが、ご容赦いただけるとありがたいです…頭の中の整理もかねて書きます。人数が多いので、前後に分けて。

 あとみなさんによく聞いていただく「この子のイメージってどんなの?」っていうのも、ちょこっとだけ各々の最後に書かせていただいています。

 

 

 

 

 

 

 

ジェシー

個人的に「天使」のイメージが強かったです。雑誌の企画でもコスプレしてたな~と思って。神話の世界の天使ではなくて、彼の場合もっと現代的というか、私服の背中からでっかい翼がわさーっと生えているイメージ。もう会えない大切な人、例えばファン、いなくなった仲間のことを考えながらふんわり空を飛び、自分からすすんで悲しい気持ちになって「これがせつないってことなんだなぁ」としみじみ言っているジェシーくん。

彼は「浄化、清廉、未熟、卵、流浪、浮世離れ」。

 

・高橋海人

以前頻繁に一緒に踊って歌っていたラインとは違うラインに属しているな~と感じたので、「次のバス」は今属しているライン、自分から必死にいっしょに進んでいく中間を探すのではなくて、バスを待つように仲間の到着を待っているイメージで詠みました。ひとりぼっちで雨の中バスを待つ海人くんだけど、小さい声で「でもカイこわくないよ。だって来てくれてるのわかるもん」ってつぶやきながら、聞こえてきたエンジン音(次の仲間が乗っているバス)を待っていたんだろうなって。

彼は「前世代的、動物的、予知、泰然」。

 

野澤祐樹

これは完全に映像が降ってきて短歌を詠みました。遮断機のカンカンっていう音が響く中、誰かと走ってる。遮断機が下りるまでに線路を抜けようとしてる。思い切り走って、野澤くんは遮断機が下りる前に線路を駆け抜けたけれども、「誰か」は抜けることができなかった。遮断機に間を裂かれる野澤くんと「誰か」。野澤君は遮断機が開くまで待とうとするのですが、「誰か」は遮断機の向こうから「早く行け」「ひとりで行け」と叫ぶ。快速の電車が滑り込んできて、その轟音で何も聞こえなくなる。野澤君はずっと一緒に走ってきた相手だけど、遮断機が下りて、物理的に一緒にいられない状態ができて初めて「俺だけで行かなくちゃいけないんだ」って気付く。電車の通り過ぎるごうごうって音が響く中、野澤君は呆然とふりむいて走り出す。

彼は「盲目的な愛、哀しみ、庇護欲、終幕」。

 

・岸優太

彼の持つ主人公感を出そうとしてこういう短歌に。「圧倒的」っていう強い言葉を何度も重ねて、強烈な印象を出そうとしました。大団円って言葉が似合いますよね。舞台の上で、降っている紙ふぶきと拍手とライトを前進に受けながら両手を広げて、三方礼をしているイメージ。

彼は「緞帳、赤いベルベット、第二王子、栄光、良い方の意味でない運命(destinyじゃなくfateが近い)」。

 

・梶山朝日

大人びた外見とかわいらしい内面のイメージを詠みこもうとしました。サンドイッチにはさまれて食べられちゃう夢をみて飛び起きた梶山君は、「食べないで~…」と半泣きで夢から目覚めながら、朝日の中で(ギャグじゃない)「(サンドイッチにはさまれちゃわないくらい)はやく大人になりたい」と寝ぐせの頭を抱えるのでした。あしゃひかわいいの気持ちで詠んだ短歌。

彼は「成長、純、早朝、吸収とその発露」。

 

・吉澤閑也

ちょっぴりツンデレなところを詠めたらな~と思ってこういう短歌に。胸がどきどきするような「好き」の感覚に気付きつつも、「なんなのこれ、俺が好きとかあるわけないじゃん、ばかみたい……でもすき!特別に好きかも!嬉しいとかはないけどさぁ!」ってもだもだ自問自答しているかんじを出したかったです。

 彼は「常識、自ら望むひとり、与えられることとその拒否」。

 

・松倉海斗

いつか特別な存在になるであろう「誰か」が隣に座っていて、「誰か」は松倉くんの背中に手を当てています。慰めているのか元気づけているのか、松倉くんはその手の体温にやさしさを感じて、思わず思い切り「誰か」になびきそうになるんですけど、あのくりくりの目をうるうるさせながら「まだ(ただの)友達でいてね(俺のペースを崩せるような存在にならないでね)」って訴えるのです。小悪魔だー!小悪魔だよ松倉くん!ちょっと色っぽいところがあるな~と思ったのでこんな短歌に。

彼は「誘惑、快楽主義、体温、逢魔が時」。 

 

・西畑大吾

彼に限らず関西ジャニーズJr.には「離別」のイメージが強くて。彼らのすぐ上の先輩がデビューしたばかりだからというのもあるし、彼ら自身の離別の予感も多少。雪の降る中、別れなければならない誰かに手を振る西畑くんの姿が思い浮かびました。雪と出会いを重ねて、最初から別れることが決まってた、っていう必然を表したかった。西畑君は「お別れ」とかに対する理解(別れることは必然で当たり前という意識)が高そうだなと思って。

彼は「離別、離別に対する諦め、決意、頑固、冬」。

 

松村北斗

彼はファンタジー(そういうものに対する夢見度合が高そう)だなと思って詠んだ短歌。お星さまからもらった魔法を使うには、いつも未来を見ていなきゃだめなんです。ほっくんマジプリティーマジカル美少年。彼の趣味がちょいちょいファンシーだったので、こんな風にちょっと暴走気味の短歌になってしまいました。

彼は「魔法、天体、ちいさくて壊れやすい物、芸術」。 

 

・川島如恵留

彼の場合は「映像が降ってきた」というよりは、彼のパーソナルから思い浮かんだ言葉をつないで短歌にした、という感じ。お家が裕福で頭もいい、というおぼっちゃんキャラから、ノーブルなイメージの万年筆、インクを思い浮かべて、そこから舞台上でバンバンアクロバットを決める華麗さへイメージを飛ばせればな~と思ってこういう短歌に。川島くんは優雅な鳥っぽいなと思ったので、「白鳥」も詠みこんでみました。全体的に気に入ってる短歌かも。

彼は「秋、ダークカラー、書架、書籍、インクの匂い」。

 

森本慎太郎

サーフィンが趣味、海が好きということを聞いていたので、風の強い浜辺のイメージで詠みました。着ているシャツが風でふくらみ、それが風を受けて船をすすめる帆(セイル)を思わせる…という想起。全体的に風通しのいいというか、開けっ広げでからっとしたキャラクターだと思っているので、「解放」と「翼」という自由で大きなイメージの言葉を合わせました。

彼は「海、船、足跡、自分への自信、抑圧からの解放」。

 

・半澤暁

彼は「目」が印象的だと思っていて。三白眼気味なことが多くて、それがちょっと不気味でいいなと思っているのです。取り調べ室みたいな薄暗い場所で下を向いている彼の顔に、下からライトがカッと当たって、彼があの目でジロッと前を向く、というちょっと不気味な短歌にできたらいいなと思いました。

彼は「漠然とした恐怖、不確定、目に見えない執着、樹木」。

 

・金内柊真

これは割とそのまんまかもしれません。抱え込みやすい性格の金内くんが、それでも精いっぱい減らして厳選した荷物を背負ってえっちらおっちらと歩いているイメージ。彼を助けて側に寄り添う人はたくさんいるのですが、その荷物だけは彼が背負うしかなくて、他人に持ってもらうことはできないのです。

彼は「困難、憧れ、風の強い日、アスファルト、柔和」。

 

京本大我

やっぱりいわゆる「二世タレント」の印象が強くて、そこから脱するためいろんなところに自分で歩いて、自分で価値観を見出してる感じがかっこいいなぁと思って詠んだ短歌。彼は夢をかなえるためでなくて、自分の知るべきことを知るために「夢を追いかける」という行動をとっているような印象があります。

彼は「折衷、オリジナル、バランス感覚、命題」。

 

・羽生田挙武

あったかい、愛情深いイメージが彼にあるので、あったかい飲み物の入ったカップと、その底に描いてあるハートマークを詠みこむことで「一見わからないけれど、ずっとそこにある愛情とか優しい気持ち」とかを表現できればなと思いました。カップの飲み物を飲みきらないとそのハートマークを見ることができない、という仕掛けはなんとなく羽生田くんっぽいなと思って。

彼は「自分への興味、未知、不器用、愛情」。

 

・真田佑馬

まず「ラバーハンドイリュージョン」というのは錯覚のひとつで、

ラバーハンド錯覚 (ラバーハンドさっかく) - 関心空間

このあたりの解説を読んでくださったり


The Rubber Hand Illusion - Horizon: Is Seeing Believing? - BBC Two - YouTube

このあたりの動画を見てくださったらわかると思います。

彼はすごくナイーブというか、感覚が鋭敏な人だと思っています。人の悲しみとか喜びとかにも敏感で、だから自分の立ち位置の変化とか、仲間の立ち位置の変化とか、そういうのに傷ついたり悩んだりする人なのかな。「わかってしまう」人というかなんというか。彼はキャリアの分、優しい分、ゴムの腕が多い人です。そしていろんなことが「わかってしまう」人だから、人の挫折とか苦しみとか、そういうものをヘビーに受けてしまう人なんだろうなと個人的に思っています。もしかしたら彼は一瞬でも、自分が進むことで誰かが振り落されていく、という風に感じたことがあるかもしれない。そしてそのときに感じる心の痛み(振り落されていった人、すなわち彼のゴムの腕を殴られたときの、錯覚による幻の痛み)を、「業だ」と感じたことがあるかもしれないなと思って、この短歌を詠みました。真田君は幻の痛みを何度も受けながら、それで時には本当に傷つきながら、ステージの上に立っているのかな、と思います。その決意の強さというか、「痛いけど、怖いけどやる」というタフさを表現したいなと思ったのでした。

彼は「主人公、主線、コントロール、雑踏、ごまかしのきかなさ」。

 

・田中樹

じゅりちゃんかわいねえ!かわいいねえじゅりちゃん!という一心で詠んだ短歌。ちょっと悪くみえるけど、色んなものに愛があふれてるじゅりちゃん。夜の街が好きなのは悪いことしてるからじゃなくて、仲のいいお友達がたくさんいるから…なじゅりちゃん。妄想の産物ですが、いつまでもピュアなじゅりちゃんでいてほしいなぁと思います。

 彼は「友達、遠慮のなさ、寂しさ、充足感」。

 

中村嶺亜

嶺亜ちゃんかっこいいッスの一言。なんか無性に嶺亜ちゃんにハードなシチュエーションを合わせたくなる。かわいいと言うよりもはや男前な潔さみたいなものを感じるので、こんな短歌になりました。

彼は「正々堂々、自信、高潔、聖」。 

 

・萩谷慧悟

彼ものすごくプライドが高い人だと思っていて、「どうせあんたなんか」って言い方をされたら本格的にそれに火が付くんだろうなと思います。笑ってる顔もかわいらしくて好きですが、もっとがっついたらどんな風になるんだろうと思って、こんなふうな短歌に。下の句は彼の趣味であるダイビングをモチーフに。

彼は「反発、強がり、偽りのきかなさ」。